Vignanica ヴィニャニーカ社
La Storiaストーリー
ヴィニャニーカ社という会社名は、イタリア語のヴィーニャ(畑)とシチリア弁のニーカ(小さい)の組み合わせから由来される。
カンティーナを設立当初は2haの小さな畑だけだったが、1年で約5haになった。エオリア諸島に面している畑で希少なマメルティ―ノDOCワインを造っている。古代ローマのカエサルに愛されたというこのワインは、ミラッツォにおいてマメルティーノ人が造っていたという史実がこのワイン名の由来となっている。カエサルが戦いの前に愛飲していたということから「戦士のワイン」とも呼ばれていた。土地に敬意を持って接し、ビオデナミ農法を実践。早朝の涼しい時間帯に手積収穫し、厳選された葡萄のみを使用。赤ワインは、果皮とモストを一定時間接触させてリモンタージュ作業、※デレスタージュ作業を行う。白ワインは、低温に保たれた温度でアルコール発酵(鮮度を保ち、酸化を防ぐためドライアイスを使用)。
※デレスタージュとは?
赤ワインの侵漬工程における応用技術の一つで、南フランスやイタリアで行われている特殊なルモンタージュ。 発酵槽で果帽が浮き上がった際に一度果汁のみを別容器に移し、
果皮や種子を数時間ほど空気に触れさせて酸化させ、その後、果汁を再び発酵槽に戻す作業。タンニンや色素をよりしっかりと抽出し、旨味や複雑な香りを深める
DOCマメルティーノは?
古代ローマ時代から優良なワイン産地とされ、文献にもその歴史が残る古代から続くワイン産地。かつては「マメルティウム」と呼ばれ、ファレルヌムやカエクブムと並び、カエサルをはじめとする古代の偉人や美食家に愛されたワイン。現在はメッシーナ近郊の少数のワイナリーのみの、知る人ぞ知るD.O.Cとして残っている。